旅の安らぎは心地良い宿泊場所
 自分が自転車で旅して一番感じたのは、自転車で急坂を登る辛さとかの体力的なものでは無く、一晩泊まる寝床の有り難さであった。
 無料か安くて環境の良いキャンプ場があればやった!と喜んだ。、北海道を除き、一般的にはそういうものは少ないのが現状である。又長い間旅していると毎日の出費は馬鹿にならない。値段の高いキャンプ場が有っても泊まる事は簡単に出来ないし、多分しないだろう。
 そのため思いもよらぬ場所にテントを張らなければならない事はしばしばある。それは旅では当たり前で、それなりに良い場所を探してキャンプはする事になる。
 そんな中で、一番困るのは大きな町での宿泊である。下手に公園等にテントを張れば不審者扱いで警察に通報される嫌な事もある。若い人は24時間営業のネットカフェなどで仮眠したりするが、私の場合はそれが中々出来ない。
 遅くに着いたのが大きな町になると、宿泊場所探しでうろうろ歩き回った。日本一周を終えた今、そんな経験を元に、何とか旅人が安心して宿泊出きる場所があれば良いなと考え、空いていた妻の実家に旅人を泊めてきた。
 皆には喜んで貰えたが、その場所は今住んでいる場所から離れているので、行き来が不便であった。そんな中、私の親の家の借主が家を出る事になった。
 家は相当古い家で、本当のにボロ屋なのだ。この家を改造して旅人に泊まって貰おうと考え、改造に着手した。資金もそんなに無い事から、DIYで安い材料を使っての改造に取り掛かった。玄人の様な改造は無理なので素人は素人らしく作る事にし、小さな造作にはこだわらず、雰囲気のある空間を作り、旅人に安堵の一夜を送って貰う事にした。
ボロ屋の改造

          ゲストハウスの外観

 写真の通り外観はボロ屋であり、勿論内部も本当にボロボロだ。これを本当に再生出きるのだろうかと不安も相当あった。壊してしまった方が良いのではと随分考えた。
 しかし、この家は私と妻が結婚した時に、親と同居して住んだ新婚時代の家でもあった。
 やはり残しておきたいなと言う衝動にかられてしまった。壊すのは後でも簡単に出来る。
 最初に取り掛かった部屋は床が斜めになっていた。部屋を歩いてると、かなり斜めだと感じる。球状の物はころころ転がって端まで行って止まる。
 そこで床を剥がし、車のジャッキを2台入れて、上げてみたら床が上がった。我家は石の上にただ木材を載せているだけだった。これで何とか水平になった。

 天井はすざましかった。板を剥いだら何10年も蓄積されていた、ゴミがどっと落ちてきた。ゴミに混じってネズミの糞も落ちてきた。
 マスクはしているものの、その場には居られず思わず外に出たくらいだ。
 こんな事を繰り返して改造は進められていった。完成までどの位掛かるか見当もつかない。それでも少しづつ部屋は出来てきた。
 宿泊出来る部屋が出来た時点で旅人を泊め始め、2006/9/10現在で既に6名の日本一周チャリダーが宿泊していった。これからも改造は延々と続く。
改造インデックス
1.客室(宿泊用)の改造。
2.居間の改造。
3.食器入れの製作。
4.流しのリフォーム
5.トイレのリフォーム
6.台所のリフォ−ム
7.囲炉裏の製作
8.お酒の棚
9.客室(宿泊&茶飲部屋)の改造
10.外壁の改造
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